ここは、「山山よもやま相談室」という名の場所(オンライン)です。
「相談する側/される側が分かれていない」「テーマを設けず、具体的な解決を目指さない」「喋っても喋らなくてもいい」「喋ったことをどのくらい秘密にしたいかしたくないか、喋った本人が振り返って決める」のが特徴のオンライン相談室です。
各回、日替わり管理人+予約のあった1〜5名で時間をすごします。
参加予約いただいた方にzoomのアクセス先をお知らせします。
◆方針(2021年7月更新):
1.ここは「相談する/される」の役割を分けずに相談を持ち寄り、個々の経験や知識、想像力をもって他者を歓迎しあう場所。
2. ここでの「相談」とは、心のモヤモヤをひとりで抱え込まないようにすること。テーマを設けず、必ずしも具体的な解決を目指さない。
3.参加する人は、日々の暮らしの中に風穴を求め、互いの話に耳を傾けながら風を送りあう人。
4.言葉にするのは今でもよいし、いつかそのうちでもよい。
5.喋った言葉をどれくらい秘密にしたいかしたくないか、喋った本人が振り返って決める。
◆管理人紹介:
犬飼沙絵(いぬかいさえ)
メッセージ:
私が管理人の日は、普段なら遠慮したり空気を読んだりして心に留めている際どい話し合いが出来る場にしたいと思っています。相手や世の中を思いやり過ぎることなく発言することをいちばんに意識して参加してほしいです。既存の「相談室」という先入観を全く取り払って入室してほしいな、と思います。
※音声のみで行います。背景にときどき小さな子どもの声が入ります。
プロフィール:
美術家。作品か作品でないか、作家か鑑賞者なのか、生活か表現か、などの曖昧な境界線の中で、美術活動を17年ほどしている。活動の最終目的は秘密にしている。現在、3児の子育ての中、家族5人で「よしおかさんち」という表現ユニットを組み「千のおうち」というプロジェクトを進行中。2011〜2020年までの10年間、主婦美術家と自らに名乗らされていたが、2021年に美術家へと戻ることができた。
古川絵美(ふるかわえみ)
メッセージ:
私が管理人の日は、私自身が抱える日頃の疑問をさまざまな方たちと、ことばを交わすことから始めてみようと思います。私が抱えるテーマは、「認知症の人が地域で暮らしていくためには?〜地域の人が持つ認知症のイメージから考えてみる〜」や「介護予防って誰のため?」などの医療・介護現場にまつわるよもやまです。コロナ渦でも、医療の枠を超え、さまざまな方たちと出会い、コトバを交わす場所の一つとしての「よもやま相談室」になりますように。テーマに対する興味の有無に関わらず、どなたでもお気軽にご参加いただけると幸いです。お待ちしております。
※管理人はカメラオンにしますが、参加される方はオン・オフどちらでも大丈夫です。
プロフィール:
作業療法士(綾部市立病院リハビリテーション科)。1986年京都府生まれ、京都府福知山市在住。医療現場で働く傍ら、セラピストが学び合い、繋がる場の企画・運営に携わる。2017年より綾部市認知症初期集中支援チームの活動を機に、「認知症があろうがなかろうが、自分らしく住み続けられる地域づくり」をテーマに、認知症の認識調査研究や認知症カフェアドバイザー支援、市民向けイベントの企画・運営などのプロジェクトに携わる。
笠間弥路(かさまみろ)
メッセージ:
「相談じゃなくていい相談室」
誰に話していいのか、誰かに話したら心は晴れるのか。
日々、子どもたちと話していると、なんだかもじゃもじゃ話しているうちに、ふっと何か決心をして動き出す時がある。ああ、そうか、心の準備の時間は人それぞれだ、と思い出す。大人になるとどうにも具体的な価値と限られた時間に縛られて、話し合いの結論がないと不安になってしまう。だけど、なんだかもじゃもじゃとしていたら、ここは緑にしようとか、明日は花を描こうとか、そんなことが始まるのかもしれないなと思う。そんなことを考えていたら、相談室の内容を書く締め切りが過ぎていた。そんなわけで、そんな私がいるだけで、答えはどこにもありません。
※参加はニックネームで構いませんが、できれば画面はonだと嬉しいです。マスクや覆面などは歓迎です。
プロフィール:
美術家。子どもの造形教室や美術の学校で働いたり、一緒に作ったりしています。「誰でもできる」をコンセプトに色々な人と作ることをしています。
イシワタマリ(いしわたまり)
メッセージ:
相談ごとを相談できないまま、小さなモヤモヤが雪だるま式にどでかくなってしまうと厄介です。厄介になりすぎてしまった人の話にのめり込むと、崖から一緒に落っこちてしまうからこれまた厄介です。厄介な失敗を繰り返しながらなんとかかんとか生きてきた私もようやくアラフォー。苦い経験の数々を逆手にとって今思うことは、小さなモヤモヤを小さいうちに声に出せる場所が大事ってこと。そのために、言葉にしても耳を傾けても崖から落っこちずに済むしくみが大事ってこと。
毎日がエクササイズ。気軽に喋りましょ!
プロフィール:
山山アートセンター代表、美術家。結婚後、アートがほぼ誰からも必要とされていない地域社会の中で子育て生活をすることになったのをきっかけに山山アートセンターを立ち上げ。伝わらないものを伝えるための翻訳作業に夢中。
水田ウタコ(みずたうたこ)
メッセージ:
「スナックウタコを開きたい」とうわごとのように繰り返すここ数年。しかしこのご時世でそれも叶わず、CLUBHOUSEをいっちょ噛みしてるもののなんだかしっくりこない。そんなこんなで、お酒の力を借りても借りなくても、相談の裏に隠れた、眠る獅子をツンツンと起こしちゃうようなスナックママ的存在であれたら。
プロフィール:
家族5人のわちゃわちゃユニット「ミズタマート」のおかん役。現在は某新聞社に勤務しつつ裏日本広域のイベント情報をくまなくチェック、新しいお店ができればとにかく出没、おもしろそうなプロジェクトにはとにかくいっちょ噛み。子ども3人引き連れてとにかくあちこち行脚している。
山山よもやま相談室って? Q&Aはこちらから!
◆これまでのあらすじ:
「山山よもやま相談室」は、第1回緊急事態宣言下の2020年5月に「シーズン1」としてとりあえず始まったオンラインの場所です。
「相談とはなんぞや」をああだこうだと話し合っては書き留めて(2020年9月20日公開トーク文字起こし前編/後編)、「シーズン2」はいったん閉じて水面下で引き続きこねくり回し(ビジュアルデザイン、メンバーへのヒアリング&編集:うかぶLLC)、2021年春より「シーズン3」開催中。